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もやもや病
もやもや病

正式にはウィリス動脈輪閉塞症とよばれる病気です。脳血管のX線写真にみられる血管像が、口から吐かれたたばこの煙のもやもや様子に似ていることから、日本の学者により1966年にはじめてモヤモヤ病と名づけられました。

比較的日本人に多く見られる病気で、発症年齢は4〜5歳と、40〜50歳にピークがあり、女性の方がかかりやすく、女児が男児の約1.5倍多いといわれます。

原因は不明ですが脳底部の動脈(ウィリス動脈輪)の血管の壁が繊維性の物質で肥厚して、しだいに狭くなり、閉塞していきます。

もやもや病の症状には、片半身の麻痺や知覚異常、けいれん、不随運動(手足が勝手に前後・上下に勝手に動く)、歩行障害、上肢・手の麻痺、構音障害(呂律が回らない)、失語症(言葉が出ない)、話しにくい、話が分かりづらい、視野異常(見える範囲が欠ける)などがあります.もちろん、もやもや病以外でも同様な症状が出ることがあります。
逆に、もやもや病の典型的な症状でないため診断が遅れる場合には、学力の低下(物忘れがある)、めまい、行動異常(落ちつきがない)、視覚異常(見にくい)、両足の脱力、全身の虚脱、失神発作、頭痛、嘔吐、嘔気などがあります.

もやもや病の診断には脳血管撮影やCTスキャン、MRI、MRAなどの画像診断が有効です。

もやもや病は原因不明の疾患のため根本的治療法は確立されていませんが、内科的治療としては脳虚血型やてんかん型もやもや病に対して脳血流改善剤や抗てんかん剤がそれぞれ投与されます。外科的治療としては脳虚血型に対する脳血管バイパス術が有効であることが知られているため広く行われています。
出血型に対しては現時点で有効な治療法は残念ながらありません。



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